【食品輸送のプロが直伝!】食器やガラス製品が割れない梱包術|基本から応用まで徹底解説  


こんにちは!岡山を拠点に、食品を中心とした冷凍・冷蔵輸送のプロフェッショナル、株式会社まことサービスです。


私たちは日々、温度管理が欠かせないデリケートな食品を、徹底した品質管理のもとで安全・安心にお届けしています。そんな「運送のプロ」である私たちだからこそ、お伝えできることがあります。


それは、引っ越しや荷物の発送で最も気を使う「食器やガラス製品を絶対に割らないための梱包テクニック」です。


箱を開けたら、大切なお皿や思い出のグラスが粉々に…。そんな悲劇は絶対に避けたいですよね。

ご安心ください! 私たちが現場で日々実践している梱包のコツさえ押さえれば、ご家庭でもプロ級の荷造りが可能です。この記事で、その技術を徹底的に解説します!


【基本編】はじめに準備するものリスト

まずは、梱包に必要な道具を揃えましょう。ご家庭にあるもので十分です。


段ボール箱:食器用には、大きすぎず、持ち運びやすい小さめのものがおすすめです。重くなりすぎるのを防ぎます。

緩衝材:いわゆる「プチプチ®」です。なければ新聞紙でも代用できます。

新聞紙:丸めたり、包んだりと大活躍します。たくさん用意しましょう。

ガムテープ(布製または紙製):段ボールの底抜け防止や封をするために使います。

マジックペン:中身や注意事項を記載するために必須です。


プロのワンポイント!

新聞紙のインクが大切な食器に付くのが心配な方は、キッチンペーパーや不要な薄紙を一枚挟んでから包むと安心です。これはデリケートな商品を扱う私たちも実践するテクニックです。


【実践編】食器の種類別!プロの梱包テクニック

食器の形によって、最適な梱包方法は異なります。種類別に見ていきましょう。


1. 平皿・角皿の梱包


平皿は、上下からの衝撃に弱いのが特徴です。


1. 新聞紙を広げ、中央にお皿を1枚置きます。

2. 新聞紙の四隅を中心に向かって折り込み、お皿を完全に包みます。複数枚を重ねて包むと、お皿同士がぶつかって破損の原因になるため、必ず1枚ずつ包みましょう。

3. 段ボールには平置きせず、「立てて」入れます。立てることで、上からの圧力に強くなります。

4. お皿とお皿の間にも、丸めた新聞紙などの緩衝材を詰めて、動かないように固定するのが重要です。


2. お椀・茶碗・丼の梱包


お椀や茶碗は、ふちの部分が欠けやすいので注意が必要です。


1. まず、丸めた新聞紙をお椀の内側に詰めます。内側からの圧力を分散させる効果があります。

2. 全体を新聞紙で包み込み、ひっくり返して段ボールに詰めていきます。

3. サイズの違うお椀を重ねる場合は、間に緩衝材を挟むのを忘れずに。


3. グラス・コップの梱包


最も割れやすいグラス類は、特に丁寧に扱いましょう。


1. グラスの側面を緩衝材(プチプチ)で包みます。

2. 飲み口や底の部分は特に割れやすいため、折りたたんだ新聞紙などを当てて補強します。

3. 段ボールには必ず「立てて」入れ、グラス同士が絶対に接触しないよう、隙間を緩衝材で完全に埋め尽くします。


4. ワイングラスなど、足の長いグラスの梱包


特に繊細なワイングラスは、足の部分から保護するのが鉄則です。


1. まず、細く丸めた新聞紙や緩衝材を、足の周りに巻き付けます。

2. 次に、カップ(ボウル)部分を優しく包み込みます。

3. 最後に全体をもう一度緩衝材で包み、厚めに保護します。

4. 箱に入れる際は、他の食器とは別の箱にするか、頑丈な仕切りを使うのがおすすめです。


【応用編】段ボールへの詰め方「3つの極意」


個別の梱包が終わったら、最後の仕上げ「箱詰め」です。ここにもプロの技があります。


1. 極意一:隙間は「悪」と心得るべし!

輸送中の揺れが、破損の最大の原因です。食器を詰めたら、上下左右のあらゆる隙間に丸めた新聞紙や緩衝材を詰め込み、箱の中で荷物が一切動かない状態を作りましょう。


2. 極意二:重いものは下に、軽いものは上に

これは梱包の基本です。比較的丈夫で重い平皿などを下にし、グラスなどの軽くて繊細なものを上に配置することで、箱全体の重心が安定し、荷崩れを防ぎます。


3. 極意三:段ボールの外側こそ、最後の砦!

荷物を詰めたら、ガムテープでしっかりと封をします。底が抜けないよう、十字に貼るだけでなく、両サイドも補強する「H字貼り」がおすすめです。

そして、箱の上面と側面の見やすい位置に、赤いマジックで「ワレモノ」「食器」「↑この面を上に」と大きく書きましょう。この表示があるだけで、私たち配送員の意識と扱いは格段に変わります。


まとめ:丁寧な梱包は、中身への「思いやり」です


いかがでしたか?

一見面倒に思える作業も、少しの手間をかけるだけで、あなたの大切な食器や思い出の品を安全に目的地まで届けることができます。


1. 道具をしっかり準備する

2. 食器の形に合わせて1つずつ包む

3. 隙間を作らず、重さのバランスを考えて詰める

4. 「ワレモノ」表示を忘れずに


私たちが食品というデリケートな荷物を扱う際に、最も大切にしているのは「荷物への心遣い」です。丁寧な梱包は、その第一歩と言えるでしょう。


私たち株式会社まことサービスは、食品や医薬品といった徹底した温度管理が必要なお荷物の輸送・保管を得意としております。24時間365日、お客様の大切な商品を、プロの技術と心遣いで安全・確実にお届けすることをお約束します。


企業の物流に関するお困りごとがございましたら、岡山の株式会社まことサービスへ、どうぞお気軽にご相談ください。