冷凍倉庫業界の動向と選び方!ランキングより大切な「保管+配送」のメリット

皆さんこんにちは。

岡山県岡山市を拠点として、食品や医薬品などの輸送・保管・仕分けなどを一貫して手掛ける株式会社まことサービスです。


冷凍倉庫を探す際に、「どこの倉庫会社に問い合わせても満床で断られる」「業界ランキングの上位企業は敷居が高くて相談しづらい」など、保管場所の確保に頭を抱えている担当者様も多いのではないでしょうか?


昨今の冷凍食品ブームやフロン規制による「2030年問題」の影響で、倉庫不足は年々深刻さを増しています。


この記事では、冷凍倉庫業界の現状や不足の原因を紐解きながら、単なる規模のランキングには頼らない「自社に合った倉庫の賢い選び方」について解説します。


保管場所が見つからずお困りのメーカー様や、保管と配送をセットで委託して物流コストを削減したい企業の担当者様は、ぜひ参考にしてみてください。


■冷凍倉庫業界の現状と不足理由



現在、国内の物流シーンにおいて、商品を保管する「場所」の確保がこれまでになく難しくなっています。食品メーカーや商社から「どこの倉庫に当たっても断られる」という悲鳴が上がっているのが実情です。なぜ今、これほどまでに冷蔵倉庫・冷凍倉庫が不足しているのか、その背景にある業界特有の事情と構造的な要因について解説します。


・冷凍食品の需要が急増中

近年、共働き世帯の増加やライフスタイルの変化により、調理の手間を省ける冷凍食品の市場規模が急速に拡大しています。スーパーの売り場を見ても、以前はアイスクリームや精肉が中心でしたが、今では本格的なパスタ、カット野菜、専門店の味を再現した冷凍惣菜など、ラインナップが非常に豊富になりました。


こうした食品流通の変化に伴い、メーカーや卸売業者が抱える在庫量も増加の一途をたどっています。従来の常温やチルド(冷蔵)に加え、より低い温度帯での厳格な管理が必要なフローズン(冷凍)商品の取り扱いが増えたことで、既存の保管スペースが物理的に足りなくなっているのです。


・大手倉庫は満床が続いている

業界ランキング上位に入るような大手倉庫会社は、すでに大口の荷主(大手食品メーカーなど)との契約でスペースの大部分が埋まっています。特に首都圏や関西圏などの消費地に近い好立地の物流センターは、常に満床に近い稼働率で推移しており、新規の荷物を受け入れる余地がほとんどありません。


そのため、スポット(単発)での依頼や、パレット数枚程度の小口貨物は「効率が悪い」として敬遠されがちです。保管場所が見つからない「倉庫難民」とも呼べる荷物が市場に溢れており、中小規模の事業者にとっては厳しい状況が続いています。


・2030年問題とフロン規制

さらに業界全体を揺るがしているのが「2030年問題」です。環境保護の観点から、オゾン層を破壊する特定フロン(HCFC)の使用が2030年までに実質的に全廃されることになりました。これにより、古い冷却設備を使用している多くの倉庫は、自然冷媒(アンモニアやCO2など)への切り替えを迫られています。


しかし、設備の更新には莫大な導入コストがかかります。加えて、高度経済成長期に建設された倉庫の老朽化も進んでおり、建て替えや改修を諦めて廃業を選択する事業者も少なくありません。需要は増えているのに、供給(倉庫の数)が減っていくという需給バランスの崩壊が、不足に拍車をかけています。


■ランキングより大切な選び方



倉庫会社を選ぶ際、売上高や保管容積のランキング上位にある大手企業ばかりに目を向けていませんか?確かに規模は安心材料の一つですが、実際の物流業務においては「使いやすさ」や「自社の商品に合っているか」の方が遥かに重要です。ここでは、ネームバリューにとらわれない、実務的なパートナー選びの視点を解説します。


・会社の規模より柔軟性を重視

大手倉庫会社はマニュアル化が進んでおり、安心感がある一方で、依頼する際の条件が厳しく設定されていることが少なくありません。「パレット数枚だけの小口保管」や「急な入出庫」といったイレギュラーな対応は、業務効率化の観点から断られるケースが多いのが実情です。


一方、中堅規模の事業者や運送会社が運営する倉庫は、こうした隙間のニーズに対して柔軟に対応してくれる傾向があります。会社の規模だけで判断せず、困った時に「NO」と言わずに相談に乗ってくれる、小回りの利くパートナーを選ぶことが、結果として物流の安定につながります。


・配送エリアと立地を確認

倉庫の立地は、その後の配送コスト(運賃)に直結する重要な要素です。単に保管料が安いからといって、納品先から遠く離れた場所を選んでしまうと、配送にかかる時間とトラックの輸送費が余計にかさんでしまいます。


自社の商圏(配送エリア)がどこなのかを見極め、そこへのアクセスが良い拠点を選ぶ視点が不可欠です。例えば、首都圏への配送がメインなら、関東近郊のインターチェンジ近くに拠点を構える倉庫を選ぶことで、配送時間を短縮し、トータルの物流コストを削減できます。


・3温度帯に対応しているか

食品物流において最強の強みとなるのが、「冷凍(フローズン)」「冷蔵(チルド)」「常温(ドライ)」の3温度帯すべてに対応している倉庫です。


これらを別々の業者に委託すると、在庫管理の手間が3倍になり、横持ち輸送(倉庫間の移動)も発生してしまいます。しかし、3温度帯を一括管理できる倉庫なら、冷凍食品と常温の調味料をセットで保管・配送することが可能です。窓口を一本化することで、担当者の負担を大幅に減らし、ミスが起きにくい効率的な物流環境を構築できます。


■運送会社の倉庫を使うメリット



商品を預ける先を探すとき、単に「倉庫業」を営む会社だけでなく、トラックによる配送機能を持った「運送会社」が運営する倉庫を選択肢に入れることを強くおすすめします。保管と配送を別々の会社に依頼するのではなく、一社にまとめて任せることで、コスト削減や業務効率化といった大きなメリットが生まれます。


・横持ちコストをゼロにできる

通常、保管専門の倉庫を利用する場合、そこから納品先や別の配送センターへ商品を移動させるための輸送費、いわゆる「横持ちコスト」が発生します。保管料が安くても、この移動にかかるトラック代や人件費が積み重なると、トータルの物流コストは高くなってしまいます。


しかし、自社で配送機能を持つ運送会社の倉庫なら、保管場所からそのまま直送することが可能です。無駄な横持ち輸送をなくすことで、余計な運賃をカットできるだけでなく、積み替え回数が減るため、商品破損のリスクも最小限に抑えられます。


・急な配送にもすぐ対応可能

「明日の朝一番で届けたい」「急に注文が入ったので追加で出荷したい」といった緊急の依頼は、倉庫と運送会社が別々だと連携が難しく、断られるケースが多々あります。トラックの手配がつかなければ、商品はあっても届けることができないからです。


その点、豊富な車両台数を持つ運送会社の倉庫であれば、保管している商品をすぐに自社のトラックに積み込み、スピーディーに出荷できます。車両の手配漏れや到着遅れといったトラブルを防ぎ、確実に顧客のもとへ商品を届ける「機動力」は、ビジネスの信頼性を高める大きな武器となります。


・窓口ひとつで管理が楽になる

「在庫の確認は倉庫会社へ電話」「配送の依頼は運送会社へFAX」といったように、業務ごとに連絡先が分かれていると、担当者の管理工数は倍増します。特にトラブルが起きた際、どちらに原因があるのか責任の所在が曖昧になり、たらい回しにされるストレスも発生しがちです。


保管から配送までを一貫して請け負う会社なら、窓口は一つで済みます。「いつもの商品を、いつもの場所に送って」という一本の連絡で完結するため、日々の業務が劇的にスムーズになります。情報共有のミスも減り、本来のコア業務に集中できる環境が整います。


■まとめ



冷凍倉庫業界は、冷凍食品の需要急増やフロン規制に伴う「2030年問題」により、慢性的な保管スペース不足に直面しています。しかし、規模やランキングだけで委託先を選んでしまうと、柔軟な対応が受けられず、結果として物流コストが高騰するリスクがあります。


重要なのは、自社の商流に合った「使い勝手の良い倉庫」を見極めることです。特に、保管と配送を一括して任せられる運送会社系の倉庫を選べば、横持ちコストの削減や緊急時の迅速な対応が可能になります。


「預け先が見つからない」と悩む前に、3温度帯対応やスポット利用など、多角的な視点で物流パートナーを探してみてください。プロに相談することで、最適な解決策は必ず見つかります。


■冷凍倉庫・配送の課題解決なら「株式会社まことサービス」にご相談ください!



株式会社まことサービスは、岡山県岡山市を拠点に全国へ広がる物流ネットワークを持つ運送会社です。保有台数120台以上の自社冷凍・冷蔵トラックに加え、-25℃の冷凍から冷蔵・常温まで対応可能な「3温度帯倉庫」を完備し、お客様の多様な物流ニーズにワンストップでお応えしています。


昨今の冷凍倉庫不足により、「保管先が見つからず困っている」「大手には小口対応を断られた」といったご相談が急増しています。当社では、単なる保管スペースの提供にとどまらず、入庫から在庫管理、そして納品先への配送までを一貫して引き受けることで、横持ちコストの削減や業務の効率化を実現します。「NOと言わない」をモットーに、緊急のスポット依頼やパレット数枚からのご相談にも柔軟に対応できる機動力が最大の強みです。


「繁忙期だけ倉庫を借りたい」「配送コストを見直したい」など、物流に関するお悩みがあれば、まずは一度お問い合わせください。経験豊富なプロのスタッフがお客様の現状を丁寧にヒアリングし、最適なプランをご提案いたします。


お電話またはWebフォームよりいつでもご相談を受け付けております。

あなたのビジネスを止めることなく、最適な物流環境を構築するために、まことサービスの総合力をぜひご活用ください。


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