皆さんこんにちは。
岡山県岡山市に拠点に、運輸業と倉庫業を中心に、商品の配送・保管・仕分けを一括で手掛けております株式会社まことサービスです。
自社の商品を外部の倉庫に預ける際、「自社の商品に最適な温度帯はどれか」「冷凍倉庫や冷蔵倉庫はどのように選べばいいのか」など、疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
実は、倉庫業法に基づいた正しい温度区分の知識を持ち、保管から配送までの一貫したコールドチェーン体制を見極めることで、品質事故や廃棄リスクを最小限に抑えることが可能です。
この記事では、各温度帯の定義や適した保管物の具体例、厳密な温度管理の手法、そして最適な保管倉庫を選ぶためのポイントについて分かりやすく解説します。
自社商品の適切な保管先をお探しの物流担当者様や、品質維持とコスト削減を両立させたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
■温度帯の定義と分類基準

物流倉庫における温度管理は、荷物の品質を維持し、劣化を防ぐための最も重要な要素です。とくに食品や医薬品を保管する場合、温度の基準を正しく理解し、自社の商材に最適な環境を選ぶ必要があります。
・倉庫業法での温度区分
物流拠点の温度管理は、「倉庫業法」という法律に基づいた基準が設定されています。一般的な常温倉庫とは異なり、冷蔵倉庫や冷凍倉庫は、品物の特性に合わせて庫内の温度を一定に保つ設備が求められます。
たとえば、生鮮食品や乳製品のような冷蔵品と、長期保存が前提の冷凍食品では、必要とされる冷却機能が異なります。荷主となる企業は、保管する貨物の性質に合わせた適切な施設を選定することが不可欠です。
・規則改正による変更点
近年、コールドチェーン(低温を保ったまま輸送・保管する仕組み)の進化に伴い、倉庫業法施行規則の一部が改正されました。国土交通省の「倉庫業法施行規則の一部を改正する省令等について」にもある通り、従来よりも温度区分の細分化が進んでいます。
これにより、厳密な温度管理が求められる商材の保管においても実態に即した基準が整備され、品質低下のリスクを減らす体制が強化されています。
参考:国土交通省「倉庫業法施行規則の一部を改正する省令等について」
コールド―チェーンについてはこちらの記事も参考にしてください。
》コールドチェーン(低温物流)とは?必ずわかる「3つの仕組み」
・C級やF級などの等級
冷蔵倉庫や冷凍倉庫の温度帯は、アルファベットを用いた等級で明確に分類されます。具体的には、10℃以下からマイナス20℃未満までの冷蔵帯をC級、マイナス20℃以下をF級としています。C級はC1からC3級に分かれ、チルド品の保管に適しています。
F級はF1からF4級まで細分化されており、F1級は一般的な冷凍食品、F4級はマグロなどの高度な鮮度維持が必要な食材に使われます。商材の特性に最適な等級を選ぶことで、コストの最適化と品質の保持を実現できます。
■各温度帯に適した保管物

保管する貨物の品質を維持するためには、それぞれの商材が持つ特性を正しく理解し、最適な温度帯の施設を選ぶことが不可欠です。ここでは温度帯ごとの違いと、適した品物の具体例を解説します。
・常温や定温の保管物
常温倉庫は、冷却設備を持たず外気と同じ環境で保管する施設です。主に温度変化の影響を受けにくい缶詰や日用品が対象となります。一方、定温(ていおん)倉庫は、年間を通じて一定の温度と湿度を保つ仕組みを持ちます。
たとえば、急激な温度変化で劣化しやすいワインやチョコレート、精密機械などの保管で活躍します。
・冷蔵倉庫の保管物
冷蔵倉庫は、凍結させずに低い温度を保つ庫内環境を持ち、チルド帯とも呼ばれます。生鮮食品である野菜や果物、乳製品のほか、鮮度が命となる精肉や鮮魚などの保管に最適です。
また、近年増加している温度管理が必要な医薬品も、冷蔵室での厳密な管理が求められます。鮮度を保ったまま出荷や配送へつなげることが最大のメリットです。
・冷凍倉庫の保管物
冷凍倉庫は、フローズン帯とも呼ばれ、長期保存が必要な製品の保管に使われます。一般的な冷凍食品をはじめ、マイナス25℃前後が推奨されるアイスクリームなどが代表例です。
これらの商材は一度でも溶けると品質が大きく低下するため、輸送から保管まで一貫した低温環境を維持する体制が不可欠です。
まことサービスの冷凍倉庫(マイナス25℃設定)のように自家発電装置を完備した施設であれば、万が一の停電時でも大切な商品を守り抜くことが可能です。
》まことサービス倉庫事業
■倉庫の適切な温度管理

品質事故の発生を防ぐためには、設備を導入するだけでなく、日々の運用において厳格な温度管理を継続する仕組みが必要です。最新の管理手法や法的な基準について確認していきましょう。
・IoT等での温度管理
近年、倉庫内での温度管理においてIoT(モノのインターネット:機器をネットワークにつなぐ技術)システムの導入が進んでいます。
庫内に設置したセンサーで24時間常に温度を監視し、異常があればすぐに事業者に通知が届く仕組みです。これにより、冷却設備の故障による製品の廃棄リスクを減らし、管理作業の効率化を実現します。
・食品衛生法の基準遵守
食品を取り扱う物流拠点では、食品衛生法に基づいた厳格な衛生管理が求められます。適切な温度管理は、食中毒の原因となる細菌の繁殖を防ぐために必要不可欠です。
とくに冷凍食品や生鮮食品を扱う場合、指定された基準温度を上回らないよう、搬入から保管、出荷までのすべての工程において徹底した運用が求められます。
■最適な保管倉庫の選び方

自社の商材に合った最適な保管倉庫を選定するには、単に温度帯が対応しているかだけでなく、総合的な物流体制を評価することが重要です。まず、預けたい製品の特性と、倉庫が提供する温度区分が一致しているかを必ず確認しましょう。
次に、倉庫から配送までのプロセスも検討の対象に含める必要があります。いくら庫内の環境が優れていても、配送するトラックが対応していなければ輸送中に品質が劣化してしまいます。保管から輸送までを同じ運送会社が一括して請け負う「コールドチェーン」の体制が整っている物流パートナーを選ぶことで、管理コストの削減と高い品質維持のメリットを得られます。
さらに、近年の冷凍倉庫不足といった業界の課題を考慮し、将来的な物量の増加にも柔軟に対応できる立地やエリアの拠点を選ぶことも大切です。自社の物流課題を解決してくれる信頼できる事業者を見極め、ビジネスの効率化を図りましょう。
冷凍倉庫不足についてはこちらの記事も参考にしてください。
》冷凍倉庫不足はなぜ起きる?2030年問題の原因と賢い保管場所の確保術
■まとめ

冷凍・冷蔵倉庫の温度帯には、倉庫業法に基づく厳密な基準が設けられています。自社が取り扱う食品や医薬品の品質を維持するためには、常温・定温・冷蔵・冷凍といった各温度区分の違いを正しく理解し、商品の特性に最適な保管環境を選ぶことが重要です。
また、倉庫内のIoTによる徹底した温度監視や、食品衛生法に則った衛生管理が実施されているかも、品質事故を防ぐための欠かせないポイントです。
さらに、保管だけでなく配送まで一貫したコールドチェーン体制が整っているかを確認することで、物流の効率化とコスト削減につながります。自社の要件に合う信頼できる物流パートナーを見つけ、安全で最適な体制を構築しましょう。
■冷凍・冷蔵倉庫や物流の見直しをご検討中なら「株式会社まことサービス」にご相談ください!

株式会社まことサービスは、岡山県岡山市を拠点に、全国対応で食品を中心とした冷凍・冷蔵輸送や倉庫保管を手掛ける総合物流企業です。
3温度帯(冷凍・冷蔵・常温)に対応した自社の営業冷蔵倉庫と、軽四から大型まで120台を超える豊富な自社車両を保有し、保管からピッキング、仕分け、そして全国配送までを一気通貫で行うワンストップの物流ソリューションをご提供しています。
当社の最大の強みは「NOと言わない対応力」です。深夜や祝日の配送、突発的な緊急依頼、遠方への輸送など、他社で断られやすい案件にも真摯に向き合い、最適な方法を柔軟にご提案します。
HACCPに準ずる衛生基準を設けた自社倉庫でのIoTを活用した24時間体制の温度管理と、最新の安全装備を備えた車両による配送で、デリケートな冷凍食品や生鮮食品、要冷医薬品なども、品質を損なうことなく安全確実にお届けすることが可能です。
また、グループ会社との連携による中四国から関西・九州エリアへの強力な輸送ネットワークや、全社での「安全性優良事業所(Gマーク)」取得など、高い輸送品質と信頼性を誇ります。車両手配のタイムロス削減や物流コストの最適化など、経験豊富な担当者がお客様の抱える物流課題に寄り添い、一貫してサポートするため、初めての外部委託でも安心してお任せいただけます。
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